ハクナ・マタタ日記 〜 学校の先生の国際協力 〜

アフリカ・ケニアで見たこと聞いたこと感じたことを発信していく完全自己満足な孤軍奮闘日記です。

「山登り」よりも「川下り」

 

新年あけましておめでとうございます。

 

前回の更新から

かなりの時間が

空いてしまいました。。。

 

今年からは

書きたい時に

書きたい事を

書きたいだけ書く

スタイルにチェンジしようと思います。

 

今年も

『ハクナ・マタタ日記』を

宜しくお願いします。

 

 

 

 

 

活動が始まり約一ヵ月強。

正直けっこうしんどいです。

 

体力的にキツいわけではなく、

精神的に。

 

いかんせん、

自分が望んでいる仕事ができない状態

なんですよね(1日放置プレーすんなし!)(;’∀’)

 

 

「来た意味なくない?」

と自己嫌悪に陥ったり、

同期達の充実してそうな話を聞くと

心の中で嫉妬したりして性格が悪くなりました(笑)

隣の芝生はいつも青い

 

 

「このままじゃまずい!」

と年末年始に活動計画を練り直し、

年明けに上司に持ち掛けるもの

秒で却下され(笑)

 

冗談なしに

一時期は

乾燥しきった膝小僧みたいな顔

して生活してました。

 

 

が、

時間さえあればしつこく上司に話かけ、

休日の夜から

長文メールを送りつけたりと(迷惑)

まずは“想い”を伝える努力をしようと

行動したことで

先日、なんとか

自分の望んでいる活動への許可が降りました。

 

 

本気で

任地変更を希望しようか迷ったけど

なんとか踏みとどまりました(‘’◇’’)ゞ

 

 

残り約15か月の活動の方向性が

“ある程度”決まったので

まとめて下に書いていきます(自分のためにも)。

 

 

 

~ 以下活動内容 ~

 

大きく3つに絞りました。

1.オフィススタッフのサポート

2、地域の児童養護(更生)施設への定期訪問及びサポート

3.ストリートチルドレンの社会復帰支援

 

 

1.オフィススタッフのサポート

 所属先からは

「オフィサーとして地域住民の相談業務をお願いしたい」と

言われましたが、

1ケ月の期間を経て、正式にお断りしました(笑)

 

青少年へのアプローチの仕方の相談だけならまだしも、

離婚協議や財産分与、

裁判へのアドバイス等々、

外国人には正直しんどい。

言語の問題以上に、

文化や慣習、社会的背景を理解するハードルが高く、

アドバイスできるレベルまで達するのに

1年半という期間は短すぎる。

 

無理!絶対無理!無理ゲーや!笑 

 

相談業務に関しては

帰国までの期間を逆算し、

諦めという名の見切りを致しました。

 

「諦めたらそこで試合終了ですよ」という

名言がありますが、

長い人生

諦める事があっても良いし、

逃げて良い時もある、

と思ってる派。

 

できない事はできない

と上司に言う事も大事だと思います。

もちろん理由も含めてね。

 

『相談業務』以外で

現地スタッフのサポートをしていきたいと思います。

事務作業全般、雑用全般、業務サポート全般になると思いますが、

しっかり勤めようと思います。

 

 

2、地域の児童養護(更生)施設への定期訪問及びサポート

 

この業務への理解を促すのがとても苦労しました。

相談業務をお願いしたい上司と、

相談業務よりも地域の子供たちへの

アプローチが必要だと考える自分。

色々と訴えました。

 

1.JICAの方針である“技術移転”が相談業務では不可能であること

2.本来の要請では明確にこの業務が明記されていること

3.自分が児童養護(更生)施設へ訪問しアプローチすることのメリット

4.このプロジェクトに参加した一番の理由が“子どもを支援したい”ことであること

 

4番目は完全な自分のわがままです。

が、

指咥えて時間が経つのを待つ毎日を送るよりかは、

ここはわがまま言わせていただこうと考え

1番強く訴えました。

 

コロナ禍で派遣先が限られている中、

快く隊員を引き受けてくれた

今の事務所にはとても感謝しています。

このご時世、

外国で活動できるだけでも

有難いことなんだと思います

(現に何人も派遣待機中の同期がいる)。

 

しかし、

おそらく一生に一度のケニアで活動できる機会、

後悔はしたくない。

どうにか当初の想いを

優先させて欲しいとお願いしたところ、

“週2回の事務所外での活動”を

許していただきました。

 

感謝、感謝、感謝です。

 

これから2,3か月かけて、

自分が活動できる場所を

探していこうと思います。

 

早速、

土曜日に見学させていただける

養護施設が見つかったので楽しみです。

 

 

3.ストリートチルドレンの社会復帰支援

 インスタのストーリには、

ケニアの素晴らしい景色や美味しい食事、

立派な建物等を投稿していますが、

それはケニアのほんの1部でしかありません。

光と闇の光の部分でしかありません。

 

各都市にスラム街があったり、

赤信号待ちしていると物乞いされたり、

その日暮らしの人達が多くいます。

ナイロビには

日本人がびっくりするほどの大型ショッピングモールが

いくつもあったりしますが、

強い光が当たれば当たった分だけ、

その分闇も濃くなるんですね、きっと。

 

任地のニエリでも、

街を歩いていると

10回歩いたら13回くらい物乞いされます。

まだ就学中であろう子供たちに。

 

その子達へ

外国人ができる事なんて

かなり限られているだろうけど、

『自分にできることは何だろう?』を

常に自問自答し、

アプローチしていこうと思います。

 

ストリートチルドレンへのアプローチは

任期終盤から行う予定なので、

具体的に何をするか、

今は全く決められていません。

 

「口だけ野郎」だけにはならないよう、

所属先等とも相談しながら

活動を進めていきたいと思います。

 

 

まとめ

目標達成の方法には大きく2つあると

聞いたことがあります。

 

「山登り型」と「川下り型」です。

 

山登り型とは

目標を山の頂上に設定し、

頂上を目指しながら

一歩一歩進んでいく方法。

つまり

PDCAサイクルですね。

 

一方川下り型とは

具体的な目標は設定せず、

その時その時で

良い流れに乗って先に進んでいく方法。

 

青年海外協力隊の活動では

山登り型より川下り型でいこうと

思います。

 

具体的な目標を

設定して行動するというよりも

その日その日

一瞬一瞬でできるベストを

尽くしていこうと思います。

 

自分が良いと思う流れに乗り

行きついた先に

良い景色があると良いな。