ハクナ・マタタ日記 〜 学校の先生の国際協力 〜

アフリカ・ケニアで見たこと聞いたこと感じたことを発信していく完全自己満足な孤軍奮闘日記です。

任地変更

 

実は先週

首都ナイロビに引っ越ししました。

 

 

任地変更を申請し

正式にJICA側から承認を頂きました。

 

明日からナイロビ郊外にある

カベテ男子更生学校で活動します。

 

ニエリに来てから約5カ月、

毎日毎日悩んで悩み抜いた末の選択なので

一切後悔はありません。

 

 

 

任地変更を申請した1番の理由は

 

“自分の心からしたい事”

 

を大切にしたいと思ったから。

 

 

 

直接子供たちを支援したい、

という自分の希望

 

家庭問題全般の相談業務を行って欲しい

という配属先の希望

 

ギャップを埋めるべく

妥協点を見つけ出すまで

配属先と話し合いをしましたが

 

やはり子ども達を“直接”支援したい

という

気持ちを捨てきることができませんでした。

 

最終的に

モチベーションを保つことができなくなり

これ以上ここにいても

誰も幸せにならないな、と

思い切って決断しました。

 

 

“任地変更”という選択肢が

本当に最善の選択なのか

何度も考えました。

 

 

・活動の枠を超えてでもすべきなのではないか

・他の隊員だともっと上手くしていたのではないか

・配属先の要望に応えようとしていない単なるわがままなのではないか

・ニエリを捨ててしまうことになるのではないか

・コロナ禍の中、海外で活動できるだけでも感謝すべきではないか

・いっそうこの2年間は新しい事を勉強する機会にしてしまおう

 

等々

挙げたら切りがないくらい思い悩んだと思います。

 

 

ただ、

このまま思い悩んだまま

残りの活動期間を過ごしても後悔が残ること、

今後の活動のイメージが全くできなくなったこと、

“自分がいるべき場所はここじゃない”

と感じた

自分の直観を信じてみたくなったこと、

 

そして1番は

自分の好きな事をとことん貫くべきだと思えた事。

 

 

 

 

 

ニエリでの5カ月が

無駄になったわけではありません。

 

 

自分にとって

本当に大切なもの

本当に自分がしたいこと

に気付けた5カ月だったと思います

(自分にとって青少年支援がこんなにも大きいものだとは思わなかった)。

 

 

 

 

やっぱり

自分は子どもが好きだし学校が好きだ。

「山登り」よりも「川下り」

 

新年あけましておめでとうございます。

 

前回の更新から

かなりの時間が

空いてしまいました。。。

 

今年からは

書きたい時に

書きたい事を

書きたいだけ書く

スタイルにチェンジしようと思います。

 

今年も

『ハクナ・マタタ日記』を

宜しくお願いします。

 

 

 

 

 

活動が始まり約一ヵ月強。

正直けっこうしんどいです。

 

体力的にキツいわけではなく、

精神的に。

 

いかんせん、

自分が望んでいる仕事ができない状態

なんですよね(1日放置プレーすんなし!)(;’∀’)

 

 

「来た意味なくない?」

と自己嫌悪に陥ったり、

同期達の充実してそうな話を聞くと

心の中で嫉妬したりして性格が悪くなりました(笑)

隣の芝生はいつも青い

 

 

「このままじゃまずい!」

と年末年始に活動計画を練り直し、

年明けに上司に持ち掛けるもの

秒で却下され(笑)

 

冗談なしに

一時期は

乾燥しきった膝小僧みたいな顔

して生活してました。

 

 

が、

時間さえあればしつこく上司に話かけ、

休日の夜から

長文メールを送りつけたりと(迷惑)

まずは“想い”を伝える努力をしようと

行動したことで

先日、なんとか

自分の望んでいる活動への許可が降りました。

 

 

本気で

任地変更を希望しようか迷ったけど

なんとか踏みとどまりました(‘’◇’’)ゞ

 

 

残り約15か月の活動の方向性が

“ある程度”決まったので

まとめて下に書いていきます(自分のためにも)。

 

 

 

~ 以下活動内容 ~

 

大きく3つに絞りました。

1.オフィススタッフのサポート

2、地域の児童養護(更生)施設への定期訪問及びサポート

3.ストリートチルドレンの社会復帰支援

 

 

1.オフィススタッフのサポート

 所属先からは

「オフィサーとして地域住民の相談業務をお願いしたい」と

言われましたが、

1ケ月の期間を経て、正式にお断りしました(笑)

 

青少年へのアプローチの仕方の相談だけならまだしも、

離婚協議や財産分与、

裁判へのアドバイス等々、

外国人には正直しんどい。

言語の問題以上に、

文化や慣習、社会的背景を理解するハードルが高く、

アドバイスできるレベルまで達するのに

1年半という期間は短すぎる。

 

無理!絶対無理!無理ゲーや!笑 

 

相談業務に関しては

帰国までの期間を逆算し、

諦めという名の見切りを致しました。

 

「諦めたらそこで試合終了ですよ」という

名言がありますが、

長い人生

諦める事があっても良いし、

逃げて良い時もある、

と思ってる派。

 

できない事はできない

と上司に言う事も大事だと思います。

もちろん理由も含めてね。

 

『相談業務』以外で

現地スタッフのサポートをしていきたいと思います。

事務作業全般、雑用全般、業務サポート全般になると思いますが、

しっかり勤めようと思います。

 

 

2、地域の児童養護(更生)施設への定期訪問及びサポート

 

この業務への理解を促すのがとても苦労しました。

相談業務をお願いしたい上司と、

相談業務よりも地域の子供たちへの

アプローチが必要だと考える自分。

色々と訴えました。

 

1.JICAの方針である“技術移転”が相談業務では不可能であること

2.本来の要請では明確にこの業務が明記されていること

3.自分が児童養護(更生)施設へ訪問しアプローチすることのメリット

4.このプロジェクトに参加した一番の理由が“子どもを支援したい”ことであること

 

4番目は完全な自分のわがままです。

が、

指咥えて時間が経つのを待つ毎日を送るよりかは、

ここはわがまま言わせていただこうと考え

1番強く訴えました。

 

コロナ禍で派遣先が限られている中、

快く隊員を引き受けてくれた

今の事務所にはとても感謝しています。

このご時世、

外国で活動できるだけでも

有難いことなんだと思います

(現に何人も派遣待機中の同期がいる)。

 

しかし、

おそらく一生に一度のケニアで活動できる機会、

後悔はしたくない。

どうにか当初の想いを

優先させて欲しいとお願いしたところ、

“週2回の事務所外での活動”を

許していただきました。

 

感謝、感謝、感謝です。

 

これから2,3か月かけて、

自分が活動できる場所を

探していこうと思います。

 

早速、

土曜日に見学させていただける

養護施設が見つかったので楽しみです。

 

 

3.ストリートチルドレンの社会復帰支援

 インスタのストーリには、

ケニアの素晴らしい景色や美味しい食事、

立派な建物等を投稿していますが、

それはケニアのほんの1部でしかありません。

光と闇の光の部分でしかありません。

 

各都市にスラム街があったり、

赤信号待ちしていると物乞いされたり、

その日暮らしの人達が多くいます。

ナイロビには

日本人がびっくりするほどの大型ショッピングモールが

いくつもあったりしますが、

強い光が当たれば当たった分だけ、

その分闇も濃くなるんですね、きっと。

 

任地のニエリでも、

街を歩いていると

10回歩いたら13回くらい物乞いされます。

まだ就学中であろう子供たちに。

 

その子達へ

外国人ができる事なんて

かなり限られているだろうけど、

『自分にできることは何だろう?』を

常に自問自答し、

アプローチしていこうと思います。

 

ストリートチルドレンへのアプローチは

任期終盤から行う予定なので、

具体的に何をするか、

今は全く決められていません。

 

「口だけ野郎」だけにはならないよう、

所属先等とも相談しながら

活動を進めていきたいと思います。

 

 

まとめ

目標達成の方法には大きく2つあると

聞いたことがあります。

 

「山登り型」と「川下り型」です。

 

山登り型とは

目標を山の頂上に設定し、

頂上を目指しながら

一歩一歩進んでいく方法。

つまり

PDCAサイクルですね。

 

一方川下り型とは

具体的な目標は設定せず、

その時その時で

良い流れに乗って先に進んでいく方法。

 

青年海外協力隊の活動では

山登り型より川下り型でいこうと

思います。

 

具体的な目標を

設定して行動するというよりも

その日その日

一瞬一瞬でできるベストを

尽くしていこうと思います。

 

自分が良いと思う流れに乗り

行きついた先に

良い景色があると良いな。

2021 仕事納め

 

今年の仕事が終了しました。

 

予定では明日が最終日でしたが

『客があまり来ないから』

という理由で

急遽本日が最終日に。笑

明日から

来月の2日までお休みです(何しようか、、、)。

 

まだ

仕事できている実感も

誰かの役に立てている実感も皆無です。

ただのお荷物アジア人状態です(笑)

 

が、来年1月から徐々に

活動の幅を

増やしていこうと思います。

 

水面下で準備している

(水面下すぎてボスにまだ言えてない)

活動を早く実践したい、、、!

 

 

年末年始の膨大な時間を

いかに有意義に過ごすかが

大切になってくると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よし、自己研鑽(ネトフリ見まくろう)!

職場に泥棒が入りました

 

仕事は朝9時~のはずが

毎日9時に行っても毎回誰もいません。

 

今日は罪悪感を抱きながらも

思い切って10時に行ってみたっけ

今日も

誰もいませんでした(笑)

 

恐るべし、

アフリカンタイム。

 

 

余談はここまでにして、

 

職場に泥棒が入りました。

 

金曜の夜か

土曜の夜か

日曜の夜の犯行の模様。

 

職場のドアが

木っ端微塵になってました・・・(泣)

 

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鉄製にもかかわらず変形していました

 

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南京錠は石で破壊されてました

そして

なぜか

自分の部屋だけ被害に・・・(笑)

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お気に入りの椅子が粗雑に扱われていた

 

盗られたものは

部屋にあった

車のスペアタイヤ1つのみ(約3万)。

 

他の部屋は荒らされてなかったので

おそらくタイヤの位置を

事前に把握していた者で

タイヤを欲していた者の犯行だと思われます。

 

監視カメラなんてハイテクなものは

ないので

犯人は捕まりそうにありません。

 

二エリに来て

約3週間で泥棒の被害に遭うとは・・・。

 

クリスマスシーズンは

特に犯罪が増えるみたいなので

これからも用心していこうと思います。

休日の過ごし方

 

土・日と

フルで休みもらえています。

 

当たり前なのかもしれませんが

日本にいたときは

休日も仕事していたので

少し罪悪感が。

 

今週で仕事納め。

年末年始は1週間以上お休みをいただけそうです。

 

さあ、何をするか・・・。

ケニア人にされて1番困る質問

 

こんばんは。

 

タイトルにある

ケニア人にされて1番されて困る質問』

 

なんだと思います・・・?

 

 

 

 

それは

「あなたの宗教はなに?」

(マジで勘弁)

 

 

外国行ったらけっこう聞かれますよね。

きっと

共感してくれる人も多いと思います。

 

一体なんと答えたら良いん!?

 

 

無宗教です」

と答えたら

道徳心がない奴

だと思われるので

避けた方が良いと

よく聞くけど

信仰している宗教がないものはない。

神も信じていない。

 

神道だよ。」

と答えたら

「神の名前は?」

「どんなことするの?」

等々質問責めされるし

この質問が来る度

「めんどくさ・・・。」

と思ってしまう。

 

 

ケニアに来てから

事あるごとに

宗教について聞かれます。

 

ケニア人にとって

どの宗教を信仰しているか、

どの神を信じているのか、

とても重要な事なんですね。

(ちなみにケニアは70%キリスト、6%イスラム、23%その他らしい)

 

 

訓練所に入る前の

JICAの課題レポートにも

「任地であなたの宗教について聞かれたらあなたが何て答えますか?」

と題されたレポートがあったので、

恐らく

どの国行っても聞かれるんでしょう。

 

 

今のところ

自分がしている対策は

神道だよ。日本の宗教。」

とだけ言って、話題を変える(笑)

→つまり教養がない

 

何かお勧めの方法が

あれば教えてください。

 

 

 

 

無宗教なのに

イエス・キリストの誕生日を祝う

日本人。

諸外国の人達から見たら

不思議なんでしょう。

 

ちなみに僕は

クリスマスが好きです。

七面鳥美味しい。

 

おやすみ。

日常が始まりました

 

ここ2日間、

これといって

目新しい事も

変わった事も

ありませんでした。

 

そして

これからも

しばらくありそうにありません(笑)

 

家の引っ越しもある程度片付いて

活動もルーティン化してきて

食べるものもだいたい決まって来て

行く店、会う人、起きる時間寝る時間も

固定化されてきて

ようやくケニアでの「日常」

できてきたな、

と思ったここ何日か。

 

思い返せば

ケニアに来てから

毎日新しい事が起こって

毎日新しい物を見て

毎日新しい所へ行って

日々が

「非日常」だったような気がします。

 

 

旅行では決して味わえない

現地の人と過ごす「日常」

楽しんでいきたいと思います。

 

おやすみ。